「シガラミ」から解放され政治的な自由を手に入れる方法とは?

ネットと選挙

選挙で勝つために必要な三つのバン(ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄))。YouTubeを上手く使えば三つのバンだけでなく、様々なシガラミから解放され、政治家にとって最も重要であろう「自由」を手に入れることができます。選挙の常識が変わりつつあります。

選挙で勝つには「三バン」が必要と聞きました。三バンとは何ですか?

三バンとは「ジバン(地盤)」「カンバン(看板)」「カバン(鞄)」のことなんだ。

 

「ジバン(地盤)」というのは政治家の支援組織(後援会)がある地域のことで、既成の組織(労働組合・宗教団体・業界団体・市民団体等)や、個人的な繋がり(家族・同僚・同級生・ボランティア仲間等)が中心となって組織化される場合が多いんだ。

後援会が重要なのは当然ですよね。看板というのはなんですか?

「カンバン(看板)」というのは知名度。芸能人や文化人、スポーツ選手、有名企業の社長などは最初から知名度が高いので選挙戦を有利に戦える。看板のない候補は、自分の名前を覚えてもらうところから始めなければならないので不利になるんだ。

有名人をリクルートしようとするのは、知名度があるからなのね。で、カバンというのは何ですか?

「カバン(鞄)」とは選挙資金のことで、札束が沢山入った鞄をイメージした例えなんだ。選挙資金が必要な理由は、まず供託金が高額であることが挙げられる。国政選挙では100万円単位のお金が必要で、それがないと立候補すらできないんだ。選挙に掛かる経費(賃料・人件費・通信費・交通費・印刷代・ホームページ作成費・ポスター代・街宣車リース代など)も馬鹿にならないよ。

なるほど。三バンが重要だということはわかりました。ネットでこの三バンを手に入れることができるようになったんですよね?

そうなんだ。例えばYouTube。YouTubeで動画を配信すると登録者が徐々に増えていくよね。登録するということは投稿者に好意を持っているからであって、そうした人を支援者に育て上げるのは難しくない。

 

N国党の立花さんは視聴者を増やしていくと同時に、視聴者を支援者に変えていった。支援者になれば選挙で投票してくれるのはもちろん、ボランティアとして選挙運動に参加する人も出てくる。N国党にとって視聴者とはまさに、後援会そのものなんだよ。

N国党の躍進にはそんな秘密があったのね。

「地理的な制約がない」というのも大きなメリットなんだ。動画を見ている人は全国にいる。沖縄に住んでいる人もいれば、北海道に住んでいる人もいる。海外に住んでいる人だって見ているかもしれない。

つまり、全国に後援会を広げていける可能性を秘めているということね?

そう。だから立花さんは、全国から票を集めることができる参院選比例での当選を目指していたんだ。

 

YouTubeで人気者になればお金だって入ってくるよ。YouTubeは再生回数に応じて広告料が入るようになっているんだ。1再生につき0.X円程度なんだけど、これが結構な報酬になったりするんだ。立花さんは参院選に当選してから注目度が上がり、動画の再生数が伸び、一日の報酬が100万円を突破したこともあったらしいよ。

凄い・・・塵も積もれば山ってわけね。

再生回数が伸びれば当然知名度もついてくる。3バンが手に入るというわけだ。

良いことづくめじゃない!これを使わない手はないわね!

最も重要なのは「自由」を手に入れることができるという点にあるんだよ。

どういうことですか?

団体から支援を受けると選挙に当選する可能性は高まるんだけど、「あーしろ、こーしろ」と色々な縛りを掛けられ、政治活動が制限されてしまうんだ。

これじゃ何のために政治家になったかわからないわね・・・ほとんどの政治家は、そうした状況に置かれているんじゃない?

そうなんだ。そこでYouTubeさ。YouTubeを使えば個人の支援者を集めることができる。どこにも忖度する必要がないから自由に政治活動ができるんだ。N国党の立花さんはどこの団体からの支援も受けていない。どこにも忖度する必要がないから面白い動画が作れるし、自由な政治活動が出来るんだ。

それって政治家にとって一番重要よね?

もちろん。誰の為の政治をしているのかわからない政治家が巷に溢れているのは結局、団体に頼っているからなんだ。「シガラミ」が政治を劣化させているんだよ。

ユーチューブを使えば、そのシガラミから解放される。そうした政治家が増えていけば日本の政治もちょっとはよくなるかもしれないわね。

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