任期満了を迎えた千代田区長選挙が1月24日に告示された。立候補を表明したのは、元都議で都民ファーストが推薦する樋口高顕氏。会社役員で日本維新の会が推薦する五十嵐朝雄氏。元区議で自民・公明の推薦を受ける樋口高顕氏。会社員の宮田朋輝氏ら4人。
石川雅己前区長のマンション購入問題で失墜した議会の信頼回復。新型コロナ対策などが焦点となりそうだ。
樋口高顕氏
最有力と見られているのが、元都議で「都民ファーストの会」の樋口高顕氏。絶大な人気を誇る小池百合子都知事の全面支援を受け当選を狙う。
「コロナ禍を抜け出すため先日、小池知事に緊急要望した。翌日には、千代田保健所に小池知事が来ていただき、千代田区民の命を絶対に守るため、地域の課題に区と都が連携しあっていくことを確認した」
「私自身、子育て世代。当事者目線で取り組みを充実させる。シニアの問題も解消する。期待に応えられる力強い区政を続けていくため、区長報酬を2割カットし、多選の自粛で3選までと約束する。徹底した説明責任、区政を断行する」
早尾恭一氏
石川前区長のマンション購入問題を激しく追及していた元区議の早尾恭一氏。自公のバックアップを受け選挙に挑む。
「コロナ禍の対応については、ワクチン接種が行政の中心的な課題となる。これをどこがやるかとなると区がやる仕事だ。保健行政の予算が縮小されてきたので、人、場所が少なくなっている。早急に対応して、コロナワクチンを打ちたい人がきちんと打てるような態勢を作る」
五十嵐朝青氏
2度目の挑戦となる五十嵐朝雄氏。勢いのある日本維新の会の支援を受け当選を狙う。
「対立から対話へ、しがらみのない、子どもたちに誇れる区政に向かっていきたい。政治とまちの距離を縮めたい。政治が一部の人の権力闘争ではなく、私たち一人一人の力によって変えられることを選挙で証明したい。」
「コロナ対策は万全にするが、人間の幸せは3密の中にある。密になれないなかでの触れ合いを考えないといけない。身を切る改革として区長報酬50%カット、区長退職金は全額、子どもたちのために使う。みなさんが苦しい思いをするなか覚悟を見せる。」
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