選挙には国会議員を選出する「国政選挙」から、市町村の代表者を選ぶ「一般選挙」まで様々な種類があります。
選挙の種類
選挙にはどんな種類があるの?
大まかに、衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙などの国会議員を選ぶ「国政選挙」と、都道府県や市区町村の議員を選ぶ「一般選挙(地方選挙)」の2種類があるよ。
国政選挙
衆議院議員総選挙ってどんな選挙?
衆議院議員総選挙は衆議院議員を選ぶための選挙で、小選挙区選挙と比例代表選挙が同じ日に行われるんだ。小選挙区選挙では定数289名に応じて都道府県別に289選挙区に分割され、各選挙区から最多得票者1名が選出されるんだよ。
比例代表選挙は、北海道、東北、北関東、南関東、東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州・沖縄の11選挙区に都道府県が分割され、176人が比例代表議員として選出される。当選人の数は各政党の総得票数に応じて割り当てられ、当選人は「候補者名簿」の順位によって順番に決まっていくんだ。
参議院議員通常選挙
参議院議員通常選挙ってどんな選挙ですか?
参議院議員通常選挙は、参議院議員の半数を選ぶための選挙です。参議院議員は3年ごとに半数が入れ替わるよう憲法で定められているので、3年に1回、定数の半分を選ぶ為の選挙が行われるんだ。
参議院議員の定数は248人で、148人が選挙区から、100人が比例代表で選出される。参議院には解散がないから、常に任期満了(6年)のタイミングによって行われるんだよ。
一般選挙(地方選挙)
一般選挙(地方選挙)にはどのようなものがあるの?
地方選挙には「議会選挙」と「首長選挙」があるんだ。議会選挙とは、都道府県や市区町村(地方公共団体)の議員を選ぶ選挙のことで、任期満了(4年)や、議会が解散された場合、新たな市町村が設置された場合に行われる(設置選挙)んだ。
「首長選挙」は都道府県知事や市区町村長を選ぶための選挙で、任期満了(4年)の他、直接請求(リコール)による解職や、不信任議決による失職、退職、死亡などの場合にも行われるんだよ。
他にどんな選挙があるの?
選挙の際に必要な数だけの当選人が決まらなかったり、投票日の後で当選人の死亡、当選の無効があったなどの場合に行われる「再選挙」。議員が死亡や退職して、繰上当選によっても議員の定数が不足する場合に行われる「補欠選挙」。定数が増えた場合に行われる「増員選挙」などがあるんだよ。
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