香港立法会選 民主派の予備選挙に61万3000人余りが投票

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9月の立法会選挙に向けた民主派の予備選挙は、目標としていた17万票を大きく上回る61万3000人余りが投票に参加。中国が制定した国家安全法による締め付けに抵抗する姿勢を示した。

民主化運動を率いてきた戴准氏は「香港の市民が歴史を作った。国家安全維持法による圧力にもかかわらず、これほど多くの市民が投票に参加し、香港の民主主義のため、闘うことを諦めていないことを示した意味は大きい」とコメント。

予備選の運営に関わった区諾軒(おう・だくけん)氏は記者会見で「立法会議員選に民主派候補が出馬すべきだと世界に告げることができた」と述べた。

予備選の前に「多くの人が投票すれば国際的な関心を集めることができる。市民の支持を得られれば、中国の弾圧にも反撃できるようになります」と呼びかけを行った民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)。「市民は怖がらず、投票という形で意思を示してほしい」と語った、周庭(アグネス・チョウ)。両名の願いは一旦叶った格好だ。

しかし、林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は「政府の全政策に反対することが目的なら、国家政権転覆罪となるだろう」と脅しともとれる発言をしており、今後の動向が注目される。

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