国民・玉木雄一郎氏「分党する」 立憲民主党との合流を巡り決断

ニュース・コラム

11日、国民民主党の玉木雄一郎代表は、立憲民主党の合流騒動に関連し、党内での意見集約ができず「分党する」と記者会見で発表。自身は国民民主党に残るとした。立憲民主党への合流を希望する議員は、新党に一旦移籍した後、合流する見込みだ。

「地方議員や党員サポーター、そして国民が納得できる大きな塊を作ることを粘り強く求めてまいりましたけれども、党首会談も残念ながら一度も行われず、私たちが求めてきた消費税の減税など、軸となる基本政策について一致が得られませんでした」

玉木代表は「理念や政策が異なる人が集まって無理やり党を作っても(民主党時代の)過去の反省を生かせない」とも語っており、民主党の二の舞になりたくないとの思いがあったようだ。

国民民主党の山尾志桜里氏は、記者団に対して「政治家は理念と政策が命だと思っていますので、なかなか理念と政策が一致しない大きな塊ということであると参加できないかなというふうに思っています」と語り、立憲民主党への合流はしないことを明らかにした。

国民民主党は、19日に開かれる両院議員総会で正式に分党を決定する方針だ。

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