米大統領選 トランプVSバイデン 次期大統領の座を掛けイザ討論会へ

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11月のアメリカ大統領選挙に向け、民主党はジョー・バイデン前副大統領を大統領候補に、ハリス上院議員を副大統領候補に指名した。一方の共和党は24日にも現職のトランプ大統領を大統領候補に指名する予定だ。これで、現職のトランプ大統領とジョーバイデン前副大統領が次期大統領の椅子を掛けて争うことが正式に決まった。

トランプ氏とバイデン氏による討論会は、投票日までに3回予定されているのだが、民主党の議員からは「討論会を中止すべきだ」との意見が相次いでいる。なぜなら、バイデン氏はトランプ氏との討論会に勝てないと見ているからだ。

トランプ氏から「スリーピージョー」と呼ばれるように、バイデン氏には、認知症の疑いが掛けられている。民主党大統領候補を選ぶ予備選挙・党員集会が一斉に行われた「スーパーチューズデー」で、バイデン氏は「いま、私は上院議員選挙に挑戦している」「今世紀に入ってから、1億2000万人の米国民が銃によって死んだ」「私が大統領となったら、7億5000万人の働く女性を応援する」などと発言し支援者をドン引きさせた(ちなみにバイデン氏が挑戦しているのは「大統領選」で、米国の人口は「3億2000万人」だ)。

バイデン氏には様々な疑惑も持ちあがっている。セクハラ行為で元女性秘書に告発されている問題。息子のハンター氏がコンサルタント料として中国から報酬を得ていた問題。トランプ氏は当然ここを追及してくるはずだ。

討論会で醜態を晒せば、次期大統領の目は無くなるだろう。1960年に行われた、共和党のニクソン副大統領と民主党のケネディ上院議員の討論会では、ケネディの方が好印象で、明瞭な受け答えをしていたため大統領選に勝ったと言われている。討論会では相手の追及をヒラリとかわし、鼻っ柱をへし折ることが重要なのだが、認知症を患うバイデン氏にそれができるとも思えない。

8月に入ってからは、反トランプを掲げるニューヨークタイムズも「テレビ討論会を中止すべきだ」と主張し始めた。はたして討論会は開かれるのだろうか?

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