自民党総裁選 石破茂氏が「あつもり」で選挙運動 SNSの活用はどこまで許されるのか?

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8日公示、14日投票で行われる自民党総裁選。次期総裁の椅子を巡り舌戦が繰り広げられる中、石破茂氏が任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」を使った選挙活動を行うと発表したことが話題となっている。

「あつまれ どうぶつの森」、通称「あつもり」は、任天堂が開発したコミュニケーションゲーム。新型コロナウイルスの影響で巣ごもりが長引く中、多くの人とコミュニケーションできることがウケ、世界的なヒットとなっている。

「あつもり」内の画面

「あつもり」内の画面

ゲーム内では、自身をモデルとした「いしばちゃん」が登場。似顔絵ポスター貼りに協力してくれたプレーヤーの島を訪れてくれるという内容。

「あつもり」を使った政治活動は、香港の「民主化デモ」が有名だ。「逃亡犯条例」を巡って高まりを見せた民主化デモは、新型コロナウイルスの広がりと共に失速。政治的な検閲がない「あつもり」に舞台を移した。

民主党の次期大統領候補ジョー・バイデン氏が同ソフトを使った選挙活動を行っていることも話題となっている。

ニンテンドーネットワークの利用規約には禁止事項として政治活動が挙げられているが(政治的な主張を含むもの(6条15項)、宣伝または商用を目的とした広告、勧誘その他これに類するもの(13項))が、特別な許可を得れば許される模様。

国会議員と党員のみが投票できる総裁選挙で、どの程度の効果を見込めるのか疑問だが、ネットが選挙に大きな影響を与えるようになっている昨今に於いて、SNSの活用は必須となりつつある。

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