NHKから国民を守る党(N国党)は、4月26日投開票の衆議院議員補欠選挙(静岡4区)に於いて、野党が推薦する田中健氏と同姓同名の候補者を擁立。7月に行われる東京都知事選挙に於いても、現職の小池ゆり子氏と同姓同名の候補者を立候補させるようだ。なぜ同姓同名の候補者を立候補させるのか? N国党の立花孝志代表がその目的について語った。
同姓同名の候補者を擁立する理由については「『田中健』としか書かなかった票は、それぞれの候補者に案分される。NHKから国民を守る党の田中健が6千票、野党が推薦する田中健が3万票。『田中健』と書いた得票数が6万票だとしますね。そうすると、残りの2万4千票は5:1で振り分けられる。NHKから国民を守る党の田中健には4千票、野党が推薦する田中健には2万票がいく。結論としてNHKから国民を守る党の田中健には1万票が入る」と、票を上乗せするための作戦であることを明かし、その上で「これは次期衆院選に向けたテスト」と語った。
立花代表は、次期衆院選では47都道府県で同姓同名の候補者を擁立すること表明している。理由については、
「NHKから国民を守る党は5%くらいの得票率しか取れない。5%の得票率では衆議院が解散せずに3年間継続したとすると、貰える政党交付金は200万円なんですね。もし10%の得票率になると700万円になります。正確に言うと政党助成金は2倍の400万円なんですが、10%の得票率を取ると300万円の供託金が返ってくる。5%と10%の得票では、実質500万円もの差がでる。47都道府県で10%の得票率を超えれば2億円以上のお金が戻ってくる」と述べた。同姓同名の候補者を擁立し票を案分。より多くの政党助成金を貰うための作戦のようだ。
立花代表は「NHKとの裁判費用、コールセンターの運営費、撃退シールの発送を行うためにはお金が必要。法律の内側であれば何だってやる」と語っている。
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