守屋輝彦氏「だます意図はなかった」 「ひとり10万円」の記載が物議

ニュース・コラム

5月の小田原市長選で当選した元神奈川県議の守屋輝彦氏に批判が集まっている。問題となっているは、選挙公報などに記載された「ひとり10万円」と書かれた文言だ。給付金が支給されると誤解した市民が続出し「騙すつもりで記載したのではないか」と波紋を広げているのだ。

接戦での勝利(544票差)ということが、一層の批判を集めている。「ひとり10万円」の記載がなければ逆転していた可能性もあるからだ。四選を果たせなかった加藤憲一前市長は、コメントを出してはいないものの、胸中穏やかではないだろう。

守屋市長は、当選後の市議会で「ひとり10万円」について質問を受けると「国の給付金10万円を迅速に執行するという意味であった」と答弁。市には「公約違反だ」「謝罪すべきだ」などの批判の声が40件ほど寄せられているという。

守屋市長は自身のツイッターを更新し「誤解を招いたことに関し、深く反省しお詫びを申し上げる」と謝罪したうえで「国の給付金を迅速に執行するという意味だった」「悪意を持って書いたものではない」と釈明した。


新型コロナの影響で、経済的に困窮している人が急速に増えている。「現金支給」というフレーズは有権者の投票行動に大きな影響を与えるため、同様の事件は今後も増えるのではないだろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました