米大統領選 最高裁判事にエイミー・バレット氏を指名 大統領選に大きな影響

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9月18日にアメリカの最高裁判事であるルース・ベイダー・キンズバーグが亡くなった。「RBG」の愛称で親しまれた彼女は、ニューヨークのブルックリン生まれで、1993年にビル・クリントン大統領(当時)の指名を受け、アメリカで2番目の女性判事となった。それ以来リベラル派の代表として、アメリカ社会に大きな影響力を誇っていた。

「RBG」の死去を受け、トランプ大統領はシカゴ連邦高等裁判所判事のエイミー・バレット氏を指名した。これに対して民主党は猛烈に反発している。バイデン優勢と言われる大統領選の行方が一変する可能性があるからだ。

トランプがエイミー・バレット氏を指名した狙いは何だろう? それはキリスト教福音派の支持を取り付けるためだ。

トランプを支持する保守派の中核をなすのが「キリスト教福音派」だ。福音派は聖書を文字通りに理解し、信仰する保守的なプロテスタントの総称で、アメリカ国民のおよそ30%前後を占めている。トランプが選挙に勝つ為には、キリスト教福音派を是が非でも取り込んでおきたい。

キリスト教福音派が大統領に求めているものが「人工中絶に反対する判事を送り込むこと」だ。人工中絶はキリスト教の教えに反するものであり、聖書の内容に忠実な福音派にとって重要な問題なのだ。トランプが最高裁判事にエイミー・バレット氏を指名した理由がここにある。

バレット氏は敬虔なカトリック信者であり、人工妊娠中絶については「不道徳なもの」と考えているようだ。保守派であるバレット氏を最高裁判事に任命すれば、6対3で保守派が優勢になり、人工中絶反対の機運がアメリカで高まる。キリスト教福音派の支持も取り付けることができ、再選への道が大きく開かれるというわけだ。

上院で過半数を占める共和党は、11月3日の大統領選前にバレット氏の承認を執り行う方針を表明している。

アメリカ大統領選は今後3回の討論会を経たのち、11月3日に投票が行われる。

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