日本先進会の鳩山紀一郎氏が安全保障に関して、父親である鳩山由紀夫氏の説得を試みるとツイートしたことが話題となっている。由紀夫氏は敵性国家である中国や韓国、北朝鮮に対して寛容な態度を示している。一方の紀一郎氏は、核抑止に言及するなど、かなりのタカ派。親父とは考えが合わないようだ。
多くの方から、安全保障に関して「父親をまずは説得すべき」とのご指摘をいただいています。これから政治そして日本を変えようというのに、一番身近な父親を説得できなくては仕方がありませんね。やってみようと思いますので、少し時間をください。これから適宜、状況を報告しようと思います。
— 鳩山紀一郎 日本先進会代表理事「合理的な友愛」 (@KHsenshin_kai) August 10, 2020
鳩山由紀夫氏は、政治家を引退後も彼方此方に顔を出し、日本外交の足を引っ張っている。単身韓国に乗り込みソウル市内の西大門刑務所の跡地の前で、日本の朝鮮半島統治に対して土下座したことは記憶に新しい。見るに見かねた有権者が紀一郎氏に「親父を説得しろ」と進言したのだろう。
沖縄の米軍基地問題が迷走しているのも、鳩山由紀夫氏の発言が原因だ。普天間基地を名護市辺野古に移設することで合意していたにも拘わらず、2009年の政権交代時に「最低でも県外」と発言。辺野古以外に「腹案がある」と自信を見せていたが、結局、代替案を見つけることができず、今日のような状態を招いてしまった。
実弟である故 鳩山邦夫氏は、テレビで由紀夫氏に対してコメントを求められた際に「困るのは朝昼晩と言う事が180度変わる」と語っている。朝令暮改― 元々そういう性格なのだろう。
鳩山紀一郎氏は日本先進会を立ち上げた際に、民主党について「とにかく自民党から政権を奪うために政治家や政党が集まったような集団で本質的な思想や政策がきちんと統一されていなかった。そんな本末転倒ともいえる状態だったからこそ民主党は内部紛争を繰り返して最終的には崩壊してしまった」と批判している。
紀一郎氏は日本先進会を立ち上げて、いずれは選挙に挑戦したい語っている。
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