米大統領選 トランプ大統領が新型コロナに感染 大統領選の行方は?

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6日、新型コロナウイルスに感染して入院していたトランプ大統領が退院し、ホワイトハウスに戻った。ホワイトハウスに戻ったトランプ大統領はツイッターを更新。「私は指導者として最前線に立つ仕事に戻る。危険は承知のうえだ」とのビデオメッセージを国民に送った。トランプ大統領は当面は隔離された部屋で執務を行う予定だ。

トランプ大統領の新型コロナウイルス感染を受け、民主党大統領候補のジョー・バイデン氏は「大統領にはぜひ、科学者の言うことや、全国でのマスクの義務化を支持するようにしてほしい」「大統領が早期に回復するよう願っているが、この国の新型コロナウイルスの危機は、まだ終わっていない」と述べ、トランプ大統領をけん制した。

トランプ大統領の新型コロナウイルス感染を受け、大統領選の行方は2つの点に絞られることになった。

一つはトランプ大統領が新型コロナウイルスを克服することができるかどうかという点だ。次期大統領の当面の仕事は新型コロナウイルスを克服することができるかどうかという点にある。トランプ大統領が新型コロナウイルスを克服し「新型コロナウイルス克服の象徴」として有権者にアピールすることができれば、大統領選にプラスに働くかもしれない。

もう一つの点は、エイミー・コーニー・バレットを最高裁判事として無事送り込むことができるかどうかという点だ。トランプ大統領は、ルース・ベイダー・ギンズバーグの後任として、同氏を指名している。保守派であるバレット氏を判事として送り込むことができれば、キリスト教福音派の支持を固めることができ、再選への道がグッと開ける。

バレット氏を最高裁判事に送り込むためには上院の承認を得る必要がある。トランプ大統領は11月3日の投開票前に、それを行いたい意向を示しているが、新型コロナウイルスの感染が広まっている中で、はたしてどうなるか?

第二回目の討論会は15日に予定されているが、無事行われるのだろうか。トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことによって、アメリカ大統領選挙はますますわからなくなってきた。

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