立花孝志さんが代表を務める「NHK受信料を支払わない方法を教える党(以下NHK党)」が次期衆院選に向け党名を変更するようです。NHK党の前身である「NHKから国民を守る党」は、昨年12月に党名を「NHKから自国民を守る党」に変更。更に、本年2月には「NHK受信料を支払わない方法を教える党」に変更しました。なぜ立花孝志さんは党名に拘るのでしょうか?
「NHK受信料を支払わない方法を教える党」が、また党名を変更しようとしています。代表の立花孝志さんは「NHKから国民を守る党」を「NHKから自国民を守る党」に変更した後も、党名を変更しようとしていました。なぜ立花さんは党名に拘るのでしょうか?
分かり易い名称を付ければ、政策を伝えやすくなると考えているからじゃないかな。
どういうことでしょうか?
日本には沢山の政治団体(政党)があるんだけど、名称から政策を推察できる団体はほとんどないよね?
「愛〇党」「〇〇保守党」「〇〇を守る会」といった名称から具体的な政策を想像することはできないわね。
ネットで検索したり、ホームページを見たりすれば政策を知ることができるんだけど、ほとんどの有権者はそんなことはやらない。
自分のことで精一杯ですからね。
というか、そもそも政治に興味がないからね。そのため多くの政治団体(政党)は自分たちの政策を広めることができずに苦しんでいる。一方で、たとえば「NHKから国民を守る党」という名称は聞いただけで政策が想像できるよね。
なんとなく想像つきますね。
この「分かり易さ」が政策を広めることに繋がるんだ。たとえば、「N国党」が街頭で政治活動(地盤培養行為)をやっているとしよう。NHKに対して問題意識を持っている人は「NHKから国民を守る党」という名前を聞いただけで興味が湧いてくるよね?
どんなことをやっているのか、政策を知りたいと思うでしょうね。
そう。で、興味を持った有権者は、その場でビラを貰ったり、ネットで検索したりして政策を知ろうとする。
なるほど。分かり易い名称を付ければ、有権者の興味を惹くことができるので、自分たちの政策を簡単に広めることができるのね。
そうなんだ。それだけじゃない。この「分かり易さ」は選挙でも有利になるんだ。自分たちの思想や政策を簡単に有権者に広めることができるんだから当然だね。他陣営が思想や政策を広めるのに苦労をしていることを考えれば、この差は大きいよ。
「N国党」が躍進できたのはそうした理由もあるわけね。立花さんが党名に拘る理由が分かりました。
政治団体(政党)の名称は、その後の政治活動に大きな影響が出るので、独りよがりの名称や抽象的な名称は避けるべきだと思うんだ。
政治団体(政党)の名称って大事なんですね。
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