次期衆院選に向け「つばさの党」が「古い政党から国民を守る党」との連携を模索

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「諸派党構想」を掲げ政治勢力の結集を呼びかける「古い政党から国民を守る党(以下古い党)」代表の立花孝志氏。賛否が別れる中、黒川敦彦氏が代表を務める「つばさの党」は合流を前向きに検討しているようです。

黒川さんが代表を務める「つばさの党」が、立花孝志さんの「古い政党から国民を守る党(以下古い党)」との合流を検討しているみたいですね。なぜ「つばさの党」は立花さんとの合流を考えているのでしょうか?

最大の理由は国会議員になれる可能性があるという点だろうね。「つばさの党」の前身である「オリーブの木」は、2019年の参議院選挙に挑戦したんだけど、約13万票しか票が集まらずに大敗した。その後、

地方議員を2人輩出したものの党勢拡大は一向に進まない。国政に進出するというのは本当に難しいんだ。

「NHKから国民を守る党(以下N国党)」は例外と考えたほうがいいんですね。

「N国に続け」とばかりに、様々な政治団体が国政を目指して活動しているけど現実は厳しい。一方で「古い党」から立候補すれば、様々な政治団体の票を集約できるのでひょっとしたら当選できるかもしれない。

立花さんの「構想」が上手くいけば可能性はゼロではないわね。

もう一つの理由としてお金の問題がありそうなんだ。

黒川さんは動画で「つばさの党はあと10ヶ月で資金ショートする」と言っていましたよね。

国政選挙に挑戦するには数千万円の供託金が必要なんだけど、それを用意するのは正直キツイんじゃないかな。でも「古い党」から立候補すれば、たった600万円で国政選挙に挑戦できる。しかも、落選したとしても得票数に応じて政党助成金が貰えるんだ。

国家議員になれる可能性もあるし、お金も入ってくる。「つばさの党」にとってはメリットしかないじゃないですか。

そうなんだ。だから黒川さんは「古い党」との連携を考えているんじゃないかな。それに、もともと黒川さんは「政治団体を集結して大きな勢力をつくろう」と考えていたようなんだ。いわゆる「オリーブの木構想」だね。

「オリーブの木構想」ってなんですか?

「オリーブの木構想」というのは、簡単に言えば「大きな塊をつくる」という考えなんだよ。

選挙協力ということですか?

そう思ってもらえばいいよ。「オリーブの木構想」については小沢一郎さんが過去に提案したことがあるよ。2016年、自由党の代表だった小沢さんは、民進党の野田佳彦幹事長(当時)に対して「オリーブの考え方で選挙戦に臨まないと候補者調整もできないし政権は取れない」と述べて、比例代表選挙での野党候補者の「統一名簿」を作ることを提案したんだ。

選挙協力をしないと与党に対抗できないですからね。

黒川さんも似たような考えを持っていたみたいなんだ。「オリーブの木」という名前を付けた理由もそこにあるんじゃないかな。

なるほど。だから「古い党」との合流を前向きに考えられるんですね。

実は「オリーブの木構想」については僕も賛成なんだ。与党や野党に対抗するには、とにかく政治勢力を結集させる必要があるからね。

なるほど。上手くいくといいですね。

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