山尾志桜里議員が「議員パス」を不正利用 政治家は不祥事にどう対処すべきか?

ニュース・コラム

国民民主党の山尾志桜里議員が「議員パス」を不正に利用していたことが問題となっています。山尾議員は以前にも「イケメン弁護士不倫問題」や「ガソリンプリカ不正利用問題」で炎上していました。度々発生する政治家のスキャンダル。これらの問題に対して政治家はどのように対処すればよいのでしょうか?

山尾志桜里議員が「議員パス」を不正に使用していたとして炎上していますね。山尾議員は過去にもイケメン弁護士との不倫問題やガソリンプリカを不正に利用していた問題で炎上していたわね。

不祥事が多いと、議員としての資質が疑われちゃうよね。それはさておき、山尾志桜里議員にとって頭が痛いのは、これらの問題に関するネガティブな情報がネット上に半永久的に残り続けるということだろうね。

どういうことですか?

ネット上に発信された情報は、一度拡散すると完全に消すことができない。それを揶揄して「デジタルタトゥー」なんて呼ばれているんだ。

デジタルタトゥーか・・

「イケメン弁護士不倫問題」や「ガソリンプリカ不正利用問題」に関するネットミームは、デジタルタトゥーとして今もネット上に残ったままだ。落選運動に利用されることもあるから、デジタルタトゥーは政治家にとって頭の痛い問題なんだ。

政治家にとってはたまったものではないわね・・

自業自得とも言えるけどね。

デジタルタトゥーは削除できないんですか?

プロバイダなどに依頼すれば対応してくれる場合もあるけど時間が掛かるし、一時的に削除されたとしても復活することがあるので、完全に削除することはできないと思った方がいいよ。

どうすればいいんでしょうか?

デジタルタトゥーが拡散されない様にマネジメントする必要があるんじゃないかな。その為にはさっさと謝ることだよ。言い訳したり開き直ったりすると、炎上が拡大してデジタルタトゥーが広がっちゃうからね。蓮舫さんの二重国籍問題を覚えているかい?

台湾国籍が残ったままなんじゃないか、二重国籍なんじゃないかという事で問題になった件ね。

そう。二重国籍問題が持ち上がった際に、蓮舫さんは「台湾籍を抜いている」「18歳で日本人を選んだ」と発言したんだ。この発言を受けて、産経新聞は「待ってました」とばかりに、過去に「私は二重国籍なんです」「在日の中国国籍の者として、アジアからの視点にこだわりたい」「自分の国籍は台湾なんですが」と発言していたことを公表した。

燃料を投下してしまったわけね。

そう。疑惑が深まったことでネットは大炎上。様々なネットミームが作られデジタルタトゥーが広がっちゃったんだ。

直ぐに謝罪しておけば良かったのにね。

山尾志桜里議員も同じだよ。山尾議員はイケメン弁護士不倫問題が発覚した際に「弁護士には政策ブレーンとして具体的な政策の立案や質問などのお手伝いを頂いた。男女の関係はない」と弁明。これに反発した弁護士の妻は、後日、テレビ朝日系の情報番組で「2人が密会したとされる日は、倉持の勧めで病気療養のため実家に帰っていた」と証言したんだ。

嘘がばれたわけね。

ネットでは「絶対許せない」「背信行為」などの批判が集中。沢山のネットミームが作られ、それらはデジタルタトゥーとして今も残っている。

素直に謝っておけばこんなことにならなかったのにね。

そう。直後の衆議院議員選挙では、不倫問題をネタに大規模な落選運動が行われ、山尾議員は危うく落選するところだったんだ。

そうだったんですね。

だから不祥事が発覚した場合は、全てを明らかにして、さっさと謝罪したほうがいい。謝罪している人を追い詰めようとする人は少ないし、嘘はどうせバレるからね。山尾志桜里議員は今回の問題が発覚した際に直ぐに謝った。過去の炎上事件で「どう対処すればいいのか」を学んだんじゃないかな。

不祥事が発覚した際には、すべてを明らかにして潔く謝罪しよう

コメント