東京都知事選挙での再選を狙う小池百合子氏。前回の選挙では街頭に出て積極的な選挙運動を展開したが、今回は「3蜜」を避けるため「街宣はしない」と宣言。ネットでの選挙戦に注力するとの意向を示している。
ところがその戦略はお世辞にも上手くいっているとは言えない。選挙戦に合わせて開設した自身のユーチューブチャンネルの動画再生数は数百から数千程度。ツイッターで支持を訴えかけるも「7つの公約はどうなった」「綺麗事を並べても響かない」などの批判的なコメントで溢れてしまう。情報を発信すればするほど、ネガティブキャンペーンが拡散してしまい、小池氏の足を引っ張る状況に陥っている。
しかし、小池氏はそれほど気にしていないのではないだろうか。新型コロナの対応でマスコミに取り上げて貰えている今の状況を維持すれば再選できると確信しているからだ。事実、日本経済新聞社は19~21日に行った調査で、小池氏が他候補を大きくリードしていると報じている。
小池氏は「オンライン型の新しい選挙を行う」と言ってはいるが、心の中では「どうでもいい」と思っているのではないだろうか。
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