米大統領選 トランプ大統領に強力な援軍が登場! その名もカニエ・ウエスト

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コロナ過で行われている米大統領選挙。バイデン優勢が報じられる中、トランプにとって最強の援軍が現れた。黒人ミュージシャンのカニエ・ウエストである。

カニエ・ウエスト(以下ウエスト)は、イリノイ州シカゴ出身のミュージシャンで、2000年代初頭から、数々の楽曲を有名ミュージシャンに提供してきた人物だ。ソロ活動後もヒット曲を連発。2019年時点でグラミー賞に69回ノミネートされ、うち21回の受賞を果たしている。アメリカ人なら知らない人はいないスーパースターだ。

ウエストは、これまでトランプ支持を公言し、2018年にホワイトハウスを訪問したこともある。ウエストがトランプを支持する理由は「アメリカ人の為の政治」を行ってきたからだ。特に黒人に雇用を与えたことが大きい。ウエストは「オバマは黒人に何もしなかったがトランプは雇用を与えた」と語っている。クリスチャンになってからは「トランプは神の道にもっとも近い大統領である」とも発言しており傾倒を強めている。

そんなウエストが、6月4日の独立記念日に突如大統領選に立候補すると表明したのだ。

「We must now realize the promise of America by trusting God, unifying our vision and building our future. I am running for president of the United States(私たちは、今こそ神を信じ、ビジョンを共有し、未来を築き米国の約束を実現すべきだ。私は米大統領選に立候補します)」

ウエストの表明を受け、テスラ自動車のイーロン・マスクは「全面支援する」とツイート。選対本部長に名乗りをあげた。

ウエストの出馬がトランプの追い風になるのはなぜか? それは、バイデンの黒人票を割る可能性があるからだ。実は、共和党は黒人票を取り込めないという慢性的な問題を抱えている。今回の大統領選でも黒人の支持率は、バイデンが7割、トランプは2割程度と見られている。ウエストが出馬すれば、バイデンの黒人票を割るのは確実で、トランプ氏にとってプラスとなるのだ。

そうした見方に対してウエストは「私の出馬が民主党の妨害になるというのは人種差別であり白人の傲慢だ」と否定しているが、狙いはそこにあるのではないか? トランプへの彼の態度を見ていると、そうとしか思えないのだ。

2016年の大統領選挙で、ヒラリーは黒人票を取れなかった為に落選した。黒人から圧倒的な支持を集めていたオバマの票をそっくり受け継ぐとみられていたのだが、蓋を開けてみるとそうではなかったのだ。ウエストが立候補したことで、バイデンはヒラリーの二の舞になることを恐れはじめているはずだ。

トランプ大統領はウエストの立候補に対して「しっかりとした考えを持っている。素晴らしい挑戦」と述べ、歓迎の意向を示している。

果たしてカニエ・ウエストは、トランプにとって強力な援軍となるのか? 米大統領選から目が離せなくなってきた。

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