大阪府箕面市のW選挙で圧勝した「大阪維新の会」 大阪都構想実現に向け弾み

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23日に投開票を迎えた大阪府箕面市のW選挙。目に付いたのは大阪維新の会の強さだ。

箕面市長選挙は、大阪維新の会に所属で前大阪府議会議員の上島一彦氏が、共産党推薦の住谷昇氏を3万票余り引き離して圧勝。同日行われた箕面市議会議員選挙でも大阪維新の会所属の6名が上位当選を果たした。

箕面市議会議員選挙を前回の選挙と比較してみよう。注目したいのは得票数と得票率だ。2016年の箕面市議会議員選挙では、大阪維新の会は7人の候補者を擁立し、6人が当選し一人が落選した。7人が獲得した合計得票数は14575票で相対得票率は29.57%だった。

2016年の箕面市議会議員選挙結果(大阪維新の会)

23日に行われた選挙では大阪維新の会は6人を擁立し、全員が上位当選。6人の合計得票数は19732票と5千票余り増えている。相対得票率も37.09%と前回を7ポイントほど上回った。

2020年の箕面市議会議員選挙結果(大阪維新の会)

投票数と投票率が上昇した理由は、吉村洋文大阪府知事の人気にあると見て間違いないだろう。日本維新の会の副代表でもある吉村氏は、新型コロナへの対応で一定の成果を上げている。未知の脅威に対する素早い対応、メディアでの積極的な情報発信、一心不乱で取りむ姿勢は、大阪府民から高い評価を受けている。吉村氏の人気が大阪維新の会の人気を押し上げていると言えそうだ。

投票率もコロナ過でありながら49.35%と前回の選挙から3ポイント程度上昇。他の地方選挙が軒並み投票率を下げている中、この数値は善戦していると言える。大阪維新の会への人気が投票率の上昇を後押ししているのではないだろうか。

大阪府箕面市でのW選挙で圧勝したことは、11月に予定されている大阪都構想実現の賛否を問う住民投票に向け弾みがつきそうだ。

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