米大統領選 元TBSワシントン支局長の山口敬之氏がアメリカ社会の分断と中国の工作について語る

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1月20日、アメリカ大統領に就任したジョー・バイデン氏は就任式で「私は皆さんに誓う。私はすべてのアメリカ人の大統領だ」と語り国民の結束を呼びかけた。今回の大統領選挙では不正投票疑惑を巡り社会が分断。アメリカの民主主義は大きく傷ついた。一連のゴタゴタについて、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏は「陰謀論めいた話」としながらも、中国の工作である可能性について言及している。

大統領選挙のさなか、注目されたのがBLM(Black Lives Matter)運動だ。2020年5月25日、白人の警察官デレク・ショーヴィンは、偽ドル札の使用容疑によりジョージ・フロイド氏に手錠をかけ頸部を圧迫。「呼吸ができない、助けてくれ」と懇願していたにも関わらず、長時間膝で強く押さえつけた為、フロイド氏は死亡した。事件を切っ掛けにBLM運動は全米に広がり、一部が暴徒化。複数の店舗が焼失したり、物品が略奪されるなどした。BLM運動は更に過激化し、奴隷解放に反対した英雄の像やコロンブス像などを撤去せよという声が起こり、それに反対する白人至上主義との衝突にまで発展した。このBLM運動を主導したのは中国人マネーにより設立された「黒人未来研究所」。山口氏は次のように語る。

「カルフォルニアのサンフランシスコで「黒人未来研究所」というのができたのが2017年。この団体にお金を出したのが華人進歩会という中国人の団体なんですね。2017年というとトランプ大統領が当選した一年後なんです。黒人未来研究所がトランプ政権を倒すという目標を掲げたんですね。中国人のお金で作られた団体がトランプ政権打倒を目的として2017年に設立された。これはファクトです。」

「その団体が大統領選本番の2020年の5月にジョージ・フロイド事件をきっかけに全米で警察を解体しろというスローガンを掲げて、トランプは絶対に再選させないと言って全米中で非常に過激なデモを先導したわけですね。」

一連の暴動について、メディアはトランプ政権に責任を転嫁。再選を目指すトランプ大統領にとって大きなダメージとなった。

アメリカ大統領選挙について語る山口敬之氏

山口氏は新型コロナウイルスがアメリカで流行していることも中国が絡んでいるのではないかと語る。

「(WHO事務局長の)テドロスという人は、エチオピアの共産主義者なんですね。エチオピアの革命人民戦線という、暴力革命によって共産主義化しようという政治団体のリーダーなんですね。1月31日に緊急事態宣言を出すまで放置した。何回も「緊急事態宣言を出せ」と言う意見が出ていたのに中国の春節が終わるまで出さなかったんです。その間に大量のウイルスがアメリカに持ち込まれた。」

「1月31日までに感染爆発が起こるために十分なだけのウイルスがアメリカに入っていたことは間違いない。そこに共産主義者たちの陰謀・策謀が無かったかというのは検証しなければならない。」

新型コロナウイルスにおける最大の被害国はアメリカだ。同国では1月20日時点で感染者は2500万人以上、死者は40万人を超えている。

新型コロナウイルスの流行は経済的な停滞を招き、結果的にトランプ氏の再選を阻んだ。この結果に最も喜んでいるのは米中対立で追い詰められている中国に他ならない。果たしてこれは偶然なのだろうか。

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