国民民主党は19日に両院議員総会を開き、立憲民主党との合流に関し賛否が問われた。結果は賛成多数で可決。立憲民主党との合流が正式に承認された。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「共産党と協力する政党には行きたくない」「政策提案型の中道政党が必要」との考えから、立憲民主党との合流はしない意向。国民民主党に合流したばかりの山尾志桜里氏も同様の考えだ。両名をはじめとした10名程度の議員は、国民民主党の後継政党に合流する。
立憲民主党との合流を希望する議員は、合流を前提とした「新党」に移籍する。立憲民主党が母体となって作られる新党には、国民民主党の議員と無所属の議員が加わり150人規模になりそう。100人を超える野党第一党が誕生するのは旧民主党以来だ。
巨大野党の誕生を受け、ツイッターでは賛否が割れている。賛成派の意見は「これでやっと与党に対抗できる」「自民党を倒そうと」といった意見が大半を占めた。自民党に対抗する政党としての期待が込められているように見える。
一方、否定派の意見は「帰ってきた民主党」「選挙目当ての野合」「何も反省していない」といった意見が大半を占める。旧民主党の再来となることを警戒しているようだ。
新たに誕生する「巨大野党」に対して、国民はどのような審判を下すのか。次期衆院選挙は、今秋にも行われる見込みだ。
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