民主党が復活? 国民民主党と立憲民主党の合併は上手くいくのか?

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次期衆院選に向けて、国民民主党と立憲民主党の合流話が持ち上がっている。

15日、立憲民主党の福山哲郎幹事長は、国民民主党の平野博文幹事長と会談し、両党を解散した上で、新党を結成。呼び名を「立憲民主党」とする案を提示した。

立憲の提案を受け、国民民主党の玉木雄一郎代表は16日、記者会見を行い「党名を民主的な手続きで選ぶ方が新しいスタートを切れる」と述べ、「立憲民主党」という呼び名を拒否したうえで、対等合併を主張した。

こうした動きに対し、連合の神津会長は「非常に重い判断だ」と語り、次期衆院選でも、引き続き両党を支持する姿勢を示した。

両党が一つに纏まれば、かつての民主党が復活することになる訳だが、はたして上手くいくのだろうか? 筆者はそうは思わない。なぜなら、選挙目的の野合だからだ。

NHKが行った最新の世論調査によると、立憲民主党の支持率は4.9%、国民民主党に至っては0.7%しかなく、両党の支持率を合わせても、自公の5分の1に満たない。明確な対立軸を見つけられない中で、解散されたら壊滅的なダメージを受けることは必至。議席を維持できない可能性が高いので、早急に纏まる必要があるわけだ。しかし、選挙目的で集まった政党は、空中分解してしまう運命にある。

NHKによる最新の世論調査

鳩山由紀夫氏の長男である紀一郎氏は、民主党が崩壊した理由を次のように指摘している。

「民主党は、とにかく自民党から政権を奪うために政治家や政党が集まったような集団で、本質的な思想や政策がきちんと統一されていなかった。そんな本末転倒ともいえる状態だったからこそ、民主党は内部紛争を繰り返して最終的には崩壊してしまった」

やはり政党は、政策や思想の元に作られるべきなのだ。「民主党の二の舞になる」と強く思うのは筆者だけだろうか?

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